この書は、沈黙に包まれた時代閉塞の現況を突き破る、その答を提示しようとするものである。しかし、社会が全面閉塞に陥ったその病根は、(危機が迫っているにもかかわらず、どこからも突破口が提示されないぐらい)とてつもなく深い所にあり、人類の進むべき方向を確定する為にはとことん歴史を遡って、人類の原基構造を解明してゆく必要があるだろう。その意味では、この書はサル時代や哺乳類にまで遡って人類の存在構造を解明しようとする、悠大な史観である。
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序
イ.徹底した現実直視と事実の共認
ロ.肉体破壊・精神破壊と市場の拡大停止
ハ.人類はどこで道を誤ったのか?
ニ.起点は、私婚⇒私権の共認と私権闘争
ホ.私権闘争の終焉から本源集団の再生へ
ヘ.集団を超えた社会をどう統合し直すか?
ト.万人が半専任(副業)として参画する新しいまつり場は、国家と市場を超えられるか?
第一部 前史
イ.可能性への収束=統合
ロ.雌雄の役割分化
ハ.哺乳類(原モグラ)時代の性闘争本能
ニ.サル時代の同類闘争と共認機能
ホ.サル時代の雌雄分化
ヘ.人類:極限時代の観念機能
ト.人類の雌雄分化と人類の弱点
チ.採取時代の婚姻様式
第二部 私権時代
イ.人類の同類闘争=性闘争から掠奪闘争へ
ロ.私権文明を問い直す(東洋と西洋)
ハ.私婚関係から私権の共認へ
ニ.私権の強制圧力と私権統合
ホ.性権力と占有権力のせめぎ合い
ヘ.支配共認=権力の共認と表層観念の共認
ト.性市場→商品市場の発生と繁殖
チ.性権力を正当化する欺瞞思想
リ.性権力と市場主義・民主主義
第三部 滅亡
イ.支配共認に従う民主国家
ロ.男女同権論はペテンである
ハ.貧困の消滅→私権の衰弱→性の衰弱
ニ.市場の崩壊
ホ.「観念機能、作動せず。」=思考停止
第四部 場の転換 生存圧力から同類圧力へ
イ.人類500万年のパラダイム転換
ロ.共認社会の生存圧力と同類圧力
ハ.場の転換(意識下の活力転換)
ニ.場と主体のズレ(圧力と活力源のズレ)
ホ.支配共認根絶の共認闘争
ヘ.秩序収束⇒規範・制度の共認圧力と政権闘争
ト.本源集団の再生
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