戦争プロパカンダ(前回記事)について、今回のウクライナにおける戦争ではどのように行われているのか。 NATO側を中心とする欧州・米国・日本においては、「侵攻」するロシアと、それによって市民の虐殺まで行われている「被害者」のウクライナとして報道されています。各国の国会で訴えたゼレンスキーの役者ぶりには、世論を誘導するには強い力となっていたことがわかります。そのためにも親ウクライナ側のウクライナ軍、英国、米国は非常にうまく情報を作り上げているとも言えます。その結果、ショッキングな映像と反露思想的な報道によって、日本国内の大衆心理もロシアを悪者として見る。そして、ゼレンスキー大統領を侵略国に立ち向かう英雄として持ち上げられているのが、日本国内の世論となっています。
一方、ロシア国内に目を当てると、プーチンの支持率は83%に上昇、今回の戦争においても妥当と考える人が81%と高い水準を更新しています。(リンク)
このロシアの軍事作戦に対して、各国を比較するとずいぶんな意識のズレが起こっています。各国の主張を見ても、先月行われた国連人権理事会では、欧米や日本など合わせて93か国が賛成し、ロシアのほか中国や北朝鮮など24か国が反対、インドやブラジル、メキシコなど58か国が棄権と、欧米側支持国は全体の半数程度、反対と棄権と同数程度です。
各国ではこの戦争をどのように報道されているか、そして真実をだれが曲げているのか、冷静な目で大局と真実に目を当てることが、この戦争の真の思惑を読み解いていく上で重要になってきています。各国の報道状況から、世界では今回のことがどう捉えられているのか。。。 続きはこちら |
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