>「最終的にはどうなるんですか?」<
私もこう聞かれて困ったことが有ります。「社会とは、政治や経済のシステムである。」という古い観念から、抜け出せていなかったのです。
しかし政治や経済のシステムが変わっても、皆が傍観者のままでは何も変わりません。政治や経済が理想的に運営される中で、皆が傍観者のまま気楽に生きる社会、考えただけでぞっとします。
> 疾うに武力支配の時代は去り、今や(貧困の消滅によって)私権そのものが衰弱してゆく時代である。そこでは、武力でも資本力でもなく、文字通り人々の共認力が全てである。従って、人々の意識を変えることさえ出来れば、社会は変わる。逆に、旧思想(恋愛・自由・個人・人権という支配観念)に支配された人々の意識が変わらない限り、社会は(基本的には)変わらない。
人々の意識を支配観念から解放する共認革命だけが、閉塞状態に陥ったこの社会を根本から変えてゆける。今、必要なのは共認革命である。<9235
以前、この投稿を読んだ時は、政治や経済のシステムを変えることが最終目的で、共認革命は通過点だと理解していたようです。
しかし、政治や経済のシステムがどうなるかはその時々の状況に従って可能性に向かっていくだけのことであり、「人々が支配観念から解放され、当事者として自ら状況を掴み、模索しながら可能性を実現していく」ことが共認社会の本質なのですね。
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