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千島学説との関連性は?鳥取大、癌は容易に正常細胞へ変換できることを発見 |
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( 壮年 香川 建築家 ) |
14/03/14 AM00 【】 |
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千島学説によれば、赤血球がすべての細胞の起源であり、条件により分化も後戻りもする。それは、正常細胞が血液の汚染で癌細胞と化し、食事療法などで血液を正常化すると癌細胞も正常細胞に戻るというものだ。
実際この方法で癌が治った事例は数多く存在するし、最近の癌の自然療法は、意識しているかどうかは別にして、殆どこの理論が下敷きになっている。
今回、分子生物学の研究でも、癌が容易に正常細胞や良性細胞へ変換できることが発見された。
これは、薬の開発のための研究だが、本来、科学の役割は、どのような条件で、このマイクロRNAは作動するのか?そしてどのように生きれば(なにを食べるも含む)このマイクロRNAが作動しやすい体環境になるのかを追求することだろう。
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鳥取大、癌は容易に正常細胞や良性細胞へ変換できることを発見
リンク
【概要】
鳥取大学の研究グループ(代表:鳥取大学医学部病態解析医学講座薬物治療学分野 三浦典正 准教授)は、自身がクローニングしたRNA遺伝子の機能解析に従事している際、この遺伝子に関連して発現変動する単一のマイクロRNAを悪性度の高い未分化癌に導入すると、容易に悪性度を喪失させることができ、正常幹細胞へ形質転換できることを、世界で初めて発見しました。
同研究グループは、2012年に、肝癌において未分化型や高分化型細胞株を用いて、in vivo(免疫不全マウスを用いた動物実験)において、いずれも悪性形質を失わせ、成熟型奇形腫、正常肝組織、腫瘍非形成の3種のパターンに誘導できることに成功しています。また他の未分化型癌においても可能であり、本分子が有用であることが明らかになりました。このたった1つのRNA分子からなる製剤開発により、癌に対する有効な医薬品に応用できるものと期待されます。
(中略)
■背景
研究グループ代表は、自身のクローニングした遺伝子がRNA遺伝子であり、癌の第一抗原と目されてきたヒトテロメレース逆転写酵素遺伝子(hTERT)と関連して、特に未分化なヒト癌細胞において、その発現を制御させる性質をもつ特異な遺伝子として、発がんや癌の悪性度に関わる遺伝子として機能解析をしてきました(2009年BMC Mol.Biol.に発表)。また、未分化型悪性黒色腫でも当該RNA遺伝子が増殖抑制できることを、製剤候補としてハイドロゲルやアテロコラーゲンを用いて確認してきました(2013年Nucleic Acid Therapeuticsに発表)。
この度、このRNA遺伝子をshRNA法という遺伝子発現を抑制する手法により10種程度のヒトマイクロRNAが発現変動することを突き止め、その1つ1つを癌細胞の中へ導入することで、最も癌を制御できる有効なものを検討しました。その結果miR−520dが驚くべき現象を誘導しました。
(中略)
■内容
本研究では、まず未分化な肝癌細胞がmiR−520dにより、12時間程度でP53,Nanog,Oct4陽性の細胞へ変化し、miR−520d導入細胞がマウスでその癌とは全く異なる組織(奇形腫や正常肝臓組織)を形成したり、腫瘍を全く形成しなかったりすることがわかりました。高分化型癌でも1ヵ月程度で同様の細胞へ変化します。このことは、悪性度の高い低分化なものほど容易に良性形質になりやすいことを意味します。この結果から、メカニズム解析と同時に、治療的効果の検討を行っており、脱メチル化による脱分化誘導がその原因の1つであることも証明しました。
他の癌でも派生元の細胞の性質をより強く持つ全く異なる細胞へ形質転換できることから、多くの未分化な癌細胞で有用な分子であることがわかりました。たった一つの生体分子が、このように劇的に癌細胞の状態を変えてしまうことは、癌根絶の夢が目前に来ており、この領域の研究及び製剤開発が推し進められることで早期に実現する可能性も高まりました。 |
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