陳満咲杜のfxサイト2011年06月24日(金)
リンク
アメリカには金はない。金の紛失&ストロスカーン氏逮捕の背景にあるのは、金の大量紛失という事実が公になることを恐れたから・・プレトンウッズ体制が崩壊したのも当然の結果であった。
以下引用
・消息筋によると、プーチン首相はロシア国家安全局(FSB)が提供したレポートに基づいてこのように発言し、事の重大さを強調している。
 それはなんと、米国のケンタッキー州北部に保存されていた金(ゴールド)の大量紛失事件に絡んでいるというのだ。
・保存されていた金は米国政府が所有するものだったが、5月以降、IMFに運搬するように要求されていた。
・その総量は191.3トンと言われている。1978年に結んだ米国政府とIMFの協定によって、特別引き出し権(SDR)の資金源に充てるため、米国政府はこの金をIMFに売却しなければならなかった。
・ところが、最近になって、ケンタッキー州北部に保管されていたはずの金が紛失したという事実をストロスカーン前専務理事がつかみ、オバマ米大統領にその事実関係を迫ったそうだ。
・このことを良く思っていない「連中」がワナを仕掛け、ストロスカーン氏が逮捕されたというのが「邪説」だ。
■金の紛失&ストロスカーン氏逮捕の背景にあるのは?
 それでは、なぜ、金の大量紛失という事実が公になることを恐れたのか? そして、ストロスカーン氏を逮捕しなければならなかったのか?
・筆者は、主に2つの大きな背景があると推測している。
・まず、「SDR」の構成は各国が保有する金をもとにして計算されているが、実際のところは、米国がほとんど金を保有していなかった可能性が高い。
・よって、ケンタッキー州北部に保管されていたはずの金は紛失したのではなく、もともとなかったことになり、このような事実がバレたら、とんでもない事態に陥るから、米国が先手を打ったと思われる。
・次に、フランスがG7(先進7カ国)の中で一貫して独自路線を貫き、当時のド・ゴール大統領が「米ドル安」を見込んで大量の金を米ドルと交換してフランスに持ち帰ったことだ。これは「ブレトンウッズ体制」を崩壊させる引き金になったとも言われている。 |
|