市場は環境を守れない、社会を統合できない
1127 作られた物欲
 
阪本剛 HP ( 27 千葉 SE ) 01/03/09 PM11 【印刷用へ
 ボードリヤールは『消費社会の神話と構造』の中で、GNPという数字で現すような国民経済の幻想性を指摘している。

 GNPは、財・サービスの生産の合計であるが、公害を生み出したり、人間に危険を及ぼしたりするような物の生産も全て含まれている。

 よく考えれば、現代の工業生産では、有用なものの生産の裏側には、有害なものの廃棄が必ず発生している。GNPはその有害なものの発生を隠蔽しながら、有用な生産のみを統計化し、生産活動の目標とする。

 この経済成長は、政治的テーマとなり、多くの権力の発生の基盤となる。この成長に対して、異議を唱える言説は隠蔽され、国民全体が、この成長によって幸福を得るような政治的幻想のストーリーに巻き込まれていく。

 つまり、成長の「神話」(ex.経済は成長しなければならない、その成長によって人々は必ず豊かになる)によって、現代の経済システム、政治システムは維持されているのである。

 この掲示板で扱われている物欲の問題に絡めて言えば、ボードリヤールは、消費社会における基本的欲求など、「神話」に過ぎないと喝破している。

 なぜなら、その欲求は権力によって操作され、何が基本的なのかさえ、既に明らかでないからである。 
 
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新しい潮流1 社会捨象→不全捨象の充足基調(’70・’80年代)
新しい潮流2 私権統合の崩壊と社会収束の潮流(’90・’00年代)
新しい潮流3 社会不全⇒認識欠乏の蓄積
新しい潮流4 言葉それ自体が引力を持ち得ない時代
新しい潮流5 実現派は仲間収束から社会収束へ
新しい潮流6 解脱仲間から認識仲間への逆転
仲間圧力と認識仲間
新しい潮流は、新しい人間関係を必要としている
市場社会の、カタワの「集団」
本当は、「集団」に入ったのではなく、社会に出たのだ
古い人間関係は、影が薄くなるばかり
関係パラダイムの逆転1
関係パラダイムの逆転2
活力源は、脱集団の『みんな期待』に応えること
収束不全発の適応可能性の探索、その深くて強い引力
充足基調から探索基調への転換
'90年代の危機感と変革期待の行方
秩序収束と答え探索の綱引き
潮流2:戦後日本の意識潮流
潮流3:’70年、豊かさの実現と充足志向
潮流6:’95年、私権原理の崩壊と目先の秩序収束
潮流9:経済破局を突き抜けてゆく充足・安定・保守の潮流
今後10年間は充足⇒活力を上げれば勝てる 
「日本人はいつ物を考え出すのか?」(1) 共認充足が最大の活力源。'10年代はそれだけで勝てる
市場時代の共認非充足の代償充足⇒解脱(芸能)埋没
'70年〜現代 収束不全⇒本能的な秩序収束⇒課題収束⇒認識収束
現代〜近未来 対象への同化こそが新しい認識を生み出す
大学生が授業に出るのはなんで?
「やりがい」に潜む社会的欠乏
カリスマ 〜自分たちが共認できる価値観への評価収束〜 
仲間収束 2:一人でできない子
「働きたいから働こう」という意識
快美欠乏に替わって、認識の統合が最高価値になった。
判断の土俵とは、人々の潜在思念が作り出した共認圧力の場
『必要か否か』が環境問題に対する基底的な答えになる
芸能か、認識形成か

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